63.電車・バスを使って試合会場に自分たちだけで行く。その意図は?②

フィロソフィー

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんです。

今日も試合会場に自分たちで電車・バスで移動することについてです。

 

そこには思いもよらないアクシデントが待ち構えています。

 

それがいいんです。

 

そこでどのように対処するか。

その経験値が高ければ高いほど人間力も上がります。

ピッチで困難な状況になった時にも力を発揮します。

 

なぜならオンザピッチとオフザピッチはつながっているからです。

オフでだらしない人間がオンで立派にプレーすることは100%ありません。

 

もう数年前になりますが、こんなこともありました。

 

O君たちは途中の駅でトイレに行き、乗るべき電車に乗り遅れてしまいました。

それは、つまり駅からグランドまでのバスにも乗り遅れてしまうことを意味します。

O君は私に電話してきました。

O君:「コーチ、トイレに行ってたら電車に乗り遅れました。」

私:「そうか、しょうがないな。」

O君:「予定していたルートだと完全に遅刻するので、もう1つ先の駅に行き、そこからバスに乗るルートにチャレンジしようと思います」

私:「分かった。気をつけてな」

結局少しだけ遅刻したのですが、私はその柔軟な発想と勇気ある行動にびっくりしました。

 

実は、こんなエピソードはたくさんあります。毎週と言ってもいいでしょう。

 

親が運転する車に乗って行けばすぐに着くのに、わざわざ苦労してみんなで移動する。

トラブルがあっても柔軟に対応する。

分からなければ人に助けを求める。

遅刻しそうになったらコーチに電話する。

 

こんな経験を数年間続けるとどんな子どもに成長すると思いますか?

 

卒団生たちは、すでに立派に自分の足で歩き始めています。

 

あなたは、子どもにどんな風に成長してほしいですか。

あなたは、チームの子どもたちがどのように成長することをイメージしていますか。

 

今日1日があなたにとって新しい道の開ける1日になりますように!

(^^)/て

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一場 哲宏(てっちゃんコーチ)

1973年3月29日生まれ、千葉市出身。
日本体育大学に進学後、ドイツのケルン体育大学にて交換留学生として4年間サッカーの指導法を学ぶ。ケルンの街クラブで5・6才カテゴリーの監督を務めた。以降、イギリス・ロンドンの日本人向け幼稚園や湘南ベルマーレなど国内外で指導。2013年から6年間FCしらゆりシーガルス監督を経て2019年には一般社団法人伊勢原FCフォレストを設立。同チーム代表理事。 指導者B級ライセンス、キッズリーダーインストラクター、幼稚園教諭一種、保育士、JAKC認定キッズコーチングトレーナーの資格を持つ。

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