80. 3歳児指導のちょっとしたコツ。

幼児

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、3歳児の指導におけるちょっとしたコツについてです。

日本キッズコーチング協会では、子どもの成長を7つのステップで見ていきます。

7ステップの発達段階で、3歳児はちょうど「自立」の時期にあたります。

自分で何でもやってみよう!やってみたい!という時期です。

大人が手助けすると、やめて!と断られることも。。。(笑)

だから、自分でなんでもやらせてみることが大切です。

ですが、当然、失敗も多い。

大人は子どもが失敗するのが分かっているから、ついつい先回りしてしまいますよね。

そんなことが続くと、“どうせ怒られるからやめておこう”

とか、“自分でやらなくても助けてくれるから待ってよう”

などとなってしまいます。

できるだけゆとりをもって、自分でやらせてみましょう。

サッカーではどうでしょうか。

年少さんの1学期では、「試合」の意味すら分かりません。

ボールで遊ぶことが主になります。

マーカーやコーンを使って遊ぶのもいいと思います。

その時、マーカーを踏んではいけない!勝手にコーチの見えない所に行ってはいけない!などの約束はしておきましょう。

基本的な考え方として、、、

サッカーはスポーツであり、

スポーツは遊びであり、

遊びは学びである。

ということを忘れないでください。

鬼ごっこもよいですが、鬼が怖いという子どももいますので、注意が必要です。

分かりやすいのは、コーチが “ 鬼 ” で追いかける。

そして、子どもが逃げる。

という図式ですが、鬼でなくてもワニでもゴリラでもいいです。楽しければ。。。

なお、発育発達の観点から考えると、この時期の子どもたちが「自己中心的」なのは当たり前です。

だから、自分とボールの関係性は非常に強いです。自分のボールを他の子が蹴っただけで怒ったり泣いたりします。

そんな背景もあるので、みんなで1つのボールを追いかけるのも最初からは難しいのでゆっくりとやっていきましょう。

試合の導入は、やはり

子どもチーム V.S. コーチチーム

が分かりやすいです。

コーチがドリブルしながら、

「やめて~!そんなにみんなでボールを取りに来ないで~!」

と言うと、みんなでボールを取りに来ます。(笑)

これで、最後に子どもチームが試合に勝てば、うれしくなりまた試合やろう!となるわけです。

話が最初に戻りますが、3歳は「自立」の時期です。

自分でボールをケースにしまう。自分で靴を履いたり脱いだりする。水筒を所定の場所にそろえる。などサッカー以外の所も、自分でできるように促しましょう。

それが、4歳の「我慢」や「努力」にもつながってきます。

~今日のまとめ~

  • 3歳は「自立」の時期。自分でやらせてみましょう。
  • 手助けはせず、小さな失敗をたくさんさせましょう。
  • サッカー = スポーツ = 遊び = 学び を理解しましょう。
  • 子ども 対 大人 の図式が分かりやすい。
  • ボールを取りにこないで~!と言えば取りにくる(笑)

今日1日があなたにとって学びの多い1日となりますように。

(^_-)て

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一場 哲宏(てっちゃんコーチ)

1973年3月29日生まれ、千葉市出身。
日本体育大学に進学後、ドイツのケルン体育大学にて交換留学生として4年間サッカーの指導法を学ぶ。ケルンの街クラブで5・6才カテゴリーの監督を務めた。以降、イギリス・ロンドンの日本人向け幼稚園や湘南ベルマーレなど国内外で指導。2013年から6年間FCしらゆりシーガルス監督を経て2019年には一般社団法人伊勢原FCフォレストを設立。同チーム代表理事。 指導者B級ライセンス、キッズリーダーインストラクター、幼稚園教諭一種、保育士、JAKC認定キッズコーチングトレーナーの資格を持つ。

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