50.子どものやる気と自信を引き出すのは、ご褒美ではなく、〇〇です!

フィロソフィー

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は「モチベーション」と「アクノリッジ」の話です。

モチベーションとは動機づけのことです。

昨日も出てきましたが、心の内側からくるやる気は「内発的動機づけ」です。

“○○ができたら△△を買ってあげる” のような本人の外側からのやる気は「外発的動機づけ」です。

外発的動機づけは、単発の威力を発揮しますが、子育てやサッカーの指導においては好ましくありません。

なぜなら子育てもサッカーもずっと続いていくものだからです。

「シュートを3点決めたらゲームのソフトを買ってあげる。」

それは誰のためですか?

子どものためですか?それとも親(自分)を喜ばせるためですか?

周りの大人に自分の子どもを自慢するためですか?

そもそも、シュートを決めることがサッカーの全てですか?

相手からボールを奪う事。

味方からパスをもらうために走る事。

味方に決定的なパスを出す事。

みんなを盛り上げる事。

最後まであきらめない事。

楽しく一生懸命プレーする事。

ゴールキーパーでシュートを防ぐ事。

審判をリスペクトする事。

相手をリスペクトする事。

シュートを決めることは、サッカーのほんの一部です。

ご褒美をぶら下げて頑張らせる外発的動機づけには、こんなマイナス面もあります。

それは、ご褒美に際限が無くなってしまう事。

最初は小さなご褒美で良かったのですが、人間はそれで満足できなくなってしまいます。

お菓子

おもちゃ

ゲームソフト。。。

そして、、、

最初は、サッカーを頑張らせることが目的だったのに、いつの間にか子どもは、ご褒美をもらうことが目的になってしまいます。

これでは本末転倒ですね。

では、どのように本人のやる気を引き出すか???

サッカーであれば、コーチに任せましょう。

そして、どんどんコーチに聞きましょう。

親御さんができることは、

焦らず見守ることと、距離を上手に取ること。

近すぎたり遠すぎたり失敗もあるでしょう。

そうやって親が子どもに成長させてもらっているわけです。

もちろん、私もです。

ほめるのではなく、子どもの小さな変化を認めて伝えること。

専門用語では、アクノリッジ(承認)と言います。

ありのままの姿をただ伝えるだけで、子どもは不思議と自信と自己肯定感が高まります。

「凄いね!えらいね!」とほめるのではなく、

ただ、「がんばってるね!」と言葉をかける。

~今日のまとめ~

・動機づけには、内発的と外発的の2種類がある。

・外発的でななく、内発的動機づけで行動を促す。

・応援しているというスタンスを保ち、焦らずに見守る。

・ほめない。

・認める。

今日1日があなたにとってハッピーな出来事が起こる1日となりますように!

(^^)/て

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一場 哲宏(てっちゃんコーチ)

1973年3月29日生まれ、千葉市出身。
日本体育大学に進学後、ドイツのケルン体育大学にて交換留学生として4年間サッカーの指導法を学ぶ。ケルンの街クラブで5・6才カテゴリーの監督を務めた。以降、イギリス・ロンドンの日本人向け幼稚園や湘南ベルマーレなど国内外で指導。2013年から6年間FCしらゆりシーガルス監督を経て2019年には一般社団法人伊勢原FCフォレストを設立。同チーム代表理事。 指導者B級ライセンス、キッズリーダーインストラクター、幼稚園教諭一種、保育士、JAKC認定キッズコーチングトレーナーの資格を持つ。

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