39.その言葉、応援?それとも、追い込み?

フィロソフィー

おはようございます!キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、何に注目するか?そしてどのように声を掛けるか?の話です。場合によっては、あなたの何気ない一言が選手を追い込んでいるかも。。。?という恐ろしい話題です。

 

例えば、子どもがテストで98点を取ってきて、あなたに見せたとします。あなたはどのように声を掛けますか?

 

Aさん:お~!98点か!すごいね!がんばったね~!

 

Bさん:お~!98点か!あと2点で100点だったのに!惜しいね!(次がんばれ!)

 

どちらもがんばったことを労っている言葉ですよね!

でも、冷静に考えてみてください。そして、

 

子どもの立場になって2つの例を自分が受けたとイメージしてみてください。

 

どうでしょう。Bさんからの言葉は、せっかくがんばったのに~!

もっと褒めてほしいな~!労ってほしいな~!って感じませんでしたか?

 

AさんもBさんも子どものことを労っていますよね。でも受け取り方がこれだけ違うのです。

 

ちなみに、私の娘は昨日のブログでもお伝えしましたが、算数のテストで0点を取ってきましたので、98点なんか取ってきたらケーキを買って、ごちそうを用意して、パーティーやります!(笑)

 

さて、知らないうちに労っているつもりが、追い込んでいる。。。これと同じようなことがサッカーの現場でも起こっていないでしょうか?

 

コーチと約束している自主練を家でできなかった。あるいは、サッカーノートを書けなかった。に対して、、、

 

Aさん:そっか~!できなかったか。でも、やろうと思っただけでも素晴らしいよ。その気持ちが大切なんだよ。

 

Bさん:え~!?できなかったの?。みんなできてるんだけどな~。君だけだよ、出来てないの。なんでできなかったのか考えてみような!

 

さあ、どうでしょうか?

 

人を褒めたり労ったりする時に、その褒めるポイントは目に見える「行動」だけでなく、

 

その行動に至った目に見えない「決意」や「意欲」「思い」「発想」も含みます。

 

 

自主練やサッカーノートの場合、行動できていないので「行動」を褒めることはできないのですが、やろうと思ったという「決意」や「思い」は褒めることができます。

 

更に、なんでできなかったのか?という過去を聞くよりは、どうしたらできるかな?と

 

未来を聞く方が前向きに答えを見つけようとします。

 

 

この質問は、子育ての様々な場面にも使えますよね!

 

サッカーの指導現場では、水筒忘れた!手袋忘れた!すねあて忘れた!が頻繁に起こります。

 

忘れ物をしてしまった子どもに対して、どうして忘れちゃったの?と過去を聞くよりも、どうしたら次から忘れないようになるかな?と未来を質問するほうがモチベーションも上がります。

 

次から忘れないための作戦を考えてみよう!は私たち、しらゆりのコーチがよく使う質問です。

 

サッカーのプレーの改善方法も同じことですよね!子どもがミスをした時にあなたはその子どもにどのような言葉を掛けますか?どのような質問をしますか?

 

もうお分かりですね!?

 

以前にも書きましたが、プレーのミスをダメ出しするようでは、コーチ失格です。

 

参考:“世界に通用する指導力育成コーチ” 倉本和昌氏

 

今日もあなたにとって成長できる1日になりますように。

(^^)/て

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一場 哲宏(てっちゃんコーチ)

1973年3月29日生まれ、千葉市出身。
日本体育大学に進学後、ドイツのケルン体育大学にて交換留学生として4年間サッカーの指導法を学ぶ。ケルンの街クラブで5・6才カテゴリーの監督を務めた。以降、イギリス・ロンドンの日本人向け幼稚園や湘南ベルマーレなど国内外で指導。2013年から6年間FCしらゆりシーガルス監督を経て2019年には一般社団法人伊勢原FCフォレストを設立。同チーム代表理事。 指導者B級ライセンス、キッズリーダーインストラクター、幼稚園教諭一種、保育士、JAKC認定キッズコーチングトレーナーの資格を持つ。

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