おはようございます!今日は、キッズ年代のサッカーコーチだけでなく、子どもがサッカーをしている親御さんにも読んでほしい内容です。
子どもがサッカーを始めるきっかけは、十人十色だと思います。ちなみに私は、小学校3年生で転校しその学校がサッカーがとにかく盛んで、友だちからの誘いを断りきれず嫌々始めました。それまでは、プロ野球の選手になりたいと思っていましたので。。。
さて、あなたのお子さんはなぜサッカーをしているのでしょうか?サッカーをすることでどのように成長してほしいと願っていますか?
更にさかのぼって、お子さんが生まれた時にどんな感情を抱きましたか?
這えば立て、立てば歩めの親心という言葉があります。子どもの成長を願っていない親はいません。
しかし、サッカーをしているのはあなたではなく、子どもです。サッカーを楽しみたいのに、ミスをしたら怒られる。他のもっと上手な子と比べられてダメ出しされる。自主練をやらないとチクチク言われる。もっと走りなさい!声を出しなさい!気合いを入れなさい!こうしろ!ああしろ!と指示命令のオンパレード。
「人を動かす」という著書で有名なデール・カーネギーは、「人は他人から指示されるとそれに従いたくなくなるが、自分から提案するとそれに従いたくなる」と述べています。
コーチからも親からも大好きなサッカーであれやこれやと言われたら嫌になります。サッカー嫌いになるかもしれません。
「好きこそものの上手なれ」
キッズ年代のサッカー指導では、まさにこれが王道です。サッカーを好きにさせることさえできれば、コーチとしての仕事の半分以上は、既に終わっていると言っても過言ではありません。
あなたのお子さんがこの世に誕生した時の感動や願いを思い出してみてください。サッカーでうまくいかないこと、ミスしたこと、ベンチスタートになったことなどはほんの些細な事だと感じませんか。
というか、それらの挫折や失敗が、人間を強くし成長させる。サッカーでそれらを経験できるのは、人生において相当プラスになります。
うまくいかない時こそ、成長する時なのです。
子どもの課題は親の課題ではありません。課題を分離しなさい!と、心理学者のアドラーも言っています。
あなたのお子さんも例外なく、自分の壁を自分で乗り越えられる。
しかし、そのためにはまずは親が成長する事が大切です。適度な距離感とサポートが大切です。親はそれを学び実践しなければならないのです。100点を取れる親はいません。私も失敗と反省の連続です。そう考えると、親は子どもに成長させてもらっているのかもしれませんね。
キッズ年代のサッカーコーチは、クラブの指導理念を保護者と共有することが何よりも大切です。なぜなら選手と一番多くの時間を一緒に過ごし、一番影響力があるのはコーチである“あなた”ではなく、“親”ですから。
ということで、今日はキッズに関わるコーチと保護者の皆様へ、大切なメッセージでした。
明日に続く。。。
今日もあなたにとって幸せあふれる素敵な1日となりますように。
(^^♪て
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