395. 少年サッカー、親があきらめれば子どもは上達する!?

フィロソフィー

神奈川県伊勢原市のサッカーチーム『伊勢原FCフォレスト』です。

今回は親のあきらめ(いい意味での)が子どもを上達させる件です。

プレーに親が介入する!?

子どものサッカーのプレーに関して、親がいちいち介入するという話をよく聞きます。

フォレストの保護者は方針を理解しているので、そのようなことはありません。

しかし、他のチームのコーチたちからはよく聞く事象です。

私は、そのような親の子どもが上達したのを見たことがありません。

一時的には上達することもあるでしょう。

しかし、もう少し長い目でみたら伸びないことは明らかです。

なぜでしょうか?

プレーしているのは誰?

プレーしているのは誰なのかを考えれば分かります。

プレーしているのは子どもです。

そこに関与するのはコーチです。

親ではありません。

もし、あなたが親でしかもコーチであれば注意が必要です。

どうしても熱くなる

自分の子どものプレーにはどうしても熱くなるのです。

親が子どもに何かを教えるのは難しいです。

関係性が近ければ近いほど感情的になってしまうからです。

でもそれは、子どもを愛しているから。。。

ですよね。

例えば、

関係ないチームの関係ない子どもがミスしても何も思いません。

しかし、我が子となっては話は別です。

ではどうするか?

距離を置くしかありません。

それが子どもの為であり、あなたの為です。

子どもと一緒になって一喜一憂するのは危険です。

子どもは子どもの世界があります。

たとえ親でも入るべきではないのです。

ただし大切なことがあります。

子どもとの距離をおいた方がいいのは明らかです。

しかし、

あなたの子どもへの愛情は惜しみ無くふりそそいでください。

プレーに介入するのではなく、

「サッカー頑張ってるね!」

「頑張ってる○○が好きだよ!」

「その姿を見るのがパパ(ママ)の喜びだよ。」

「サッカーを楽しんでくれて、仲間とも上手くやって成長してるね!」

このような言葉掛けとハグはどんどんしてください。

何故なら子どもは愛するあなたから認められたいからです。

あなたに認めてほしいのです。

欲しいのはプレーの介入ではなく、

愛の表現であり、

自分は愛されているという感覚です。

そしてもし、、、

子どもがプレーに関して

「ねえ、パパ、あの時パスをミスしちゃったんだけど、どうしたら良かったかな~?」

と聞いてきたら、その時初めて一緒に考えてみてください。

あなたが子どものためと思ってやっている

プレーの介入は

単なる押し付けであり、逆効果です。

あなたの愛の表現は、少し距離を置いた時、

子どもの方からやってきます。

自分に置き換える

あなたも、頼んでもないのに

「もっとこうしたらいいよ」

と言われたら嫌ですよね!?(笑)

だからあなたの最初のステップは

いい意味での「あきらめ」です。

大丈夫です!

さあ、肩の力を抜いて、

子どもを信じて、

少し離れることで、

子どもの可能性が広がります。

take it easy!

今日1日があなたにとってリラックスできる1日となりますように。

(^_^)vてつ

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一場 哲宏(てっちゃんコーチ)

1973年3月29日生まれ、千葉市出身。
日本体育大学に進学後、ドイツのケルン体育大学にて交換留学生として4年間サッカーの指導法を学ぶ。ケルンの街クラブで5・6才カテゴリーの監督を務めた。以降、イギリス・ロンドンの日本人向け幼稚園や湘南ベルマーレなど国内外で指導。2013年から6年間FCしらゆりシーガルス監督を経て2019年には一般社団法人伊勢原FCフォレストを設立。同チーム代表理事。 指導者B級ライセンス、キッズリーダーインストラクター、幼稚園教諭一種、保育士、JAKC認定キッズコーチングトレーナーの資格を持つ。

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