91.全ての選手に出場機会が与えられ、真剣勝負から得たものとは。

フィロソフィー

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は3年生の公式戦からの話です。

この日は、市内のチームが集まり年に1回の公式戦でした。

対戦相手には、同じ学校、クラスメートがいるので、子どもたちのモチベーションはMAX。

学年が上がっていくと、バランスを見ながらのメンバー選考になることもあるが、今日は全員が出場しました。

スタメン、ポジション、ゴールキーパーは自分たちで決めます。

ベンチからは、「勝つのはお~れた~ち~!しらゆりな~のさ~♪」と応援歌が聞こえてきたり、失点の瞬間には、「ドンマイ、ドンマイ!切りかえていこう!」と声を掛けたりしています。

失点とは、誰かのミスによるものがほとんどだが、誰もその人を責めることはない。

それどころか、

「もっとこうして!」とか「そういう時はこうするんだよ!」と試合中も試合後も話していました。

で、試合に負けても、「次、絶対勝とうぜ!」とみんなで声を掛け合っている。

泣いて悔しがっている子もいる。

試合が終わるとそれぞれご飯を食べたり、ボールで遊んだりしているが、

いつの間にか集まって自分たちでミーティングをしている。

普段はあまり目立たない子も、今日はいつも以上にボールを追いかけていたし、戦っていたな~。

その中でも特に☆キラリと光る選手がいました。

彼はポテンシャルを十分に発揮し、しらゆりの中心選手へと一気に成長しました。

今日の試合は、彼の人生にとってもターニングポイントとなったはずです。

更に嬉しかったのが、保護者の応援が一体感があり、素晴らしかったこと。

「保護者の応援を見れば、そのチームがどういうチームか分かる」

と以前先輩指導者が言ってましたが、その通りだと思います。

みんなが一か所に集まり、声援と拍手が常に送られている。

前半が終わって拍手。後半が終わっても拍手。負けても拍手。

お父さんたちも審判の手伝いをしてくれて、チームをサポートしてくれて、感謝しています。

えっ!?結果ですか?

0勝3敗で、最下位です。。。

今日はチームとしても、選手一人ひとりをみてもものすごく成長を感じた1日でした。

結果が出ると嬉しいですが、選手たちの成長を感じることができるのが、私たちコーチの一番の喜びです。

子どもたちは感動的な試合をしてくれました。そして保護者の皆様は、子どもたちが前向きにチャレンジできるような雰囲気を作ってもらいました。

感謝と喜びにあふれる1日でした。

ありがとうございました。

P.S. ある女の子は1試合目が終わった後、みんなに「ドリブル!」とか「パス!」とか言われたからどうしていいか分からなくなっちゃった。。。と言っていた。それで、そうだったんだ。そりゃあ分からなくなるよね。と言った後、それで次の試合はどうしようか?って質問したら、「次は自分で決める!」と心強い返事が返ってきました。もちろん、その後の彼女のプレーからは「決断」と「意図」を読み取ることができました。

今日1日があなたにとって感謝と喜びにあふれる1日となりますように。

(^-^)/てつ

★いせはらに国産木材でスタジアムを作る★

一場 哲宏(てっちゃんコーチ)

1973年3月29日生まれ、千葉市出身。
日本体育大学に進学後、ドイツのケルン体育大学にて交換留学生として4年間サッカーの指導法を学ぶ。ケルンの街クラブで5・6才カテゴリーの監督を務めた。以降、イギリス・ロンドンの日本人向け幼稚園や湘南ベルマーレなど国内外で指導。2013年から6年間FCしらゆりシーガルス監督を経て2019年には一般社団法人伊勢原FCフォレストを設立。同チーム代表理事。 指導者B級ライセンス、キッズリーダーインストラクター、幼稚園教諭一種、保育士、JAKC認定キッズコーチングトレーナーの資格を持つ。

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