64.電車・バスを使って試合会場に自分たちだけで行く。その意図は?③

フィロソフィー

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日も昨日の話の続きです。

しらゆりでは、3年生ぐらいから保護者付き添いのもと、電車移動が増えてきます。

そして、3年生と5年生だけで市外に移動することもあります。

5年生が3年生を引率する訳です。

5年生は責任感が生まれます。

3年生は公共交通機関を使うにあたり、ルールやマナーを学び始めます。

もちろん、昨日もブログで書いているように失敗の連続です。

でも、それがいいんです。

そこで柔軟に対応することを学びます。

 

こんなこともありました。

その日も5年生と3年生が市外の同じ会場でリーグ戦をやりました。

もちろん、帰りも5年生が3年生を連れて移動します。

 

解散する時、5年生が私に声をかけてきました。

 

5年K君:「てっちゃんコーチ!行きのルートと帰るルートは一緒じゃなきゃダメですか?」

私:「いや、特に決まっているわけじゃないけど。」

K君:「分かりました!じゃあ違うルートにします。」

 

5年生のK君がなぜ帰るルートを変えたのか、その時は分かりませんでしたが理由を知り、驚きました。

行きのルートは私鉄で乗り換えも多い。

3年生は試合を1日やってかなり疲れている。

だから電車で座って帰りたい。JRは座れるかもしれない。

更にJRの駅から伊勢原駅までバスなら確実に座って帰れる。

 

このように、3年生のことを考えて5年生がルートを変更して帰ったわけです。

 

想像してみてください。

試合会場への行き帰り移動手段のパターン1とパターン2

 

パターン1

親の運転する車に乗り、ゲームをする。寝る。現地に着いたら起こされる。

試合が終わったら迎えてきてもらい、エアコンの効いた車内で快適に過ごし、気づいたらもう家の玄関という数年間。。。

 

パターン2

今日も電車・バス移動。どこの駅で降りればいいんだろう?やべー!乗り過ごした!でも大丈夫。人に聞こう!道が分かんないな~!この地図合ってるかな~?

と不安と焦りと重たいリュックを自分で背負い、汗だくで移動する数年間。。。

 

この違いは数年後、数十年後に大きな違いとなりますよ。

自分の人生をどう生きるかに関わってきますよ。

そう断言できます。

 

今日1日があなたにとって勇気をもらえる1日となりますように!

(^^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

 

 

 

 

一場 哲宏(てっちゃんコーチ)

1973年3月29日生まれ、千葉市出身。
日本体育大学に進学後、ドイツのケルン体育大学にて交換留学生として4年間サッカーの指導法を学ぶ。ケルンの街クラブで5・6才カテゴリーの監督を務めた。以降、イギリス・ロンドンの日本人向け幼稚園や湘南ベルマーレなど国内外で指導。2013年から6年間FCしらゆりシーガルス監督を経て2019年には一般社団法人伊勢原FCフォレストを設立。同チーム代表理事。 指導者B級ライセンス、キッズリーダーインストラクター、幼稚園教諭一種、保育士、JAKC認定キッズコーチングトレーナーの資格を持つ。

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