62.電車・バスを使って試合会場に自分たちだけで行く。その意図は?①

フィロソフィー

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんです。

今日は、 “試合会場に自分たちだけで行くこと” についての話です。

結論から言うと、

 

「可愛い子には旅をさせよ」

 

ということです。

つまり、厳しい経験を積むほど成長するため、かわいい子ほど敢えて辛い思いをさせよ!という意味です。昔の旅は辛いものだったことからこのようなことわざができたそうです。

さて、交通の便が発達した現代においても電車・バスで移動することは大変な場合もあります。

あえてそれをさせるのは、子どもたちを

 

自立させるため

 

です。

低学年では切符を買う所からスタートします。パスモやスイカは便利ですが、駅から駅に移動するのに、その距離によって金額が違うことを知らなければなりません。

便利な世の中になりましたが、根本的な原理を知っていてパスモなどを使うのと、知らないで使うのとでは大きな違いがあります。

パスモ1枚で買い物すらできてしまうので、「勘違い」の元となります。

 

保護者にも手伝ってもらいますが、移動ルートを自分たちで調べてきてそれを擦り合わせます。何時にどこに集合するか。何時の電車に乗り、どこで乗り換え、どのバスに乗るか。

 

そこには様々な失敗があります。

・人身事故で電車が遅れた。

・電車の上りと下りを間違えた。

・各駅停車に乗らなかったので通り過ぎた。

・駅のトイレに行ってたら、乗るべき電車が行ってしまった。

・水筒を駅のベンチに忘れた。

・水筒を電車とホームの間に落とした。

・駅からグランドまでの道のりで迷子になった。

・切符を無くした。

・うるさくしていて怒られた。

 

等々、挙げたらきりがありません。

でも、それがいいんです。

様々なトラブルを経験する。

そして、今、自分たちはどうするのかを考える。

便利な世の中だからこそ、不便を経験するのです。

 

もし、しらゆりの選手たちが電車の中でうるさくしていたり、

マナーを守っていなかったら、遠慮なく叱ってください。

 

明日につづく。。。

 

今日1日があなたにとって幸せを感じる1日となりますように。

(^^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

 

 

 

 

 

 

 

一場 哲宏(てっちゃんコーチ)

1973年3月29日生まれ、千葉市出身。
日本体育大学に進学後、ドイツのケルン体育大学にて交換留学生として4年間サッカーの指導法を学ぶ。ケルンの街クラブで5・6才カテゴリーの監督を務めた。以降、イギリス・ロンドンの日本人向け幼稚園や湘南ベルマーレなど国内外で指導。2013年から6年間FCしらゆりシーガルス監督を経て2019年には一般社団法人伊勢原FCフォレストを設立。同チーム代表理事。 指導者B級ライセンス、キッズリーダーインストラクター、幼稚園教諭一種、保育士、JAKC認定キッズコーチングトレーナーの資格を持つ。

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