315.遊び×コーチング=指導の質

低学年
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サッカーを通して子どもが自分で考えて行動できるようになり、4ステップ理論で技術・戦術・人間力を向上させる、町おこしサッカーコーチのてっちゃんです。

色々な指導方法や理論があります。

どうしたら子どもが自分で答えを導き出せるのか。

それを突き詰めていきたいと思っています。

例えば、キックの練習を1つ取ってみても指導方法は様々です。

当然子どもに教えるのか、大人に教えるのかでは全くアプローチの方法が違います。

更に、子どもといっても幼児なのか低学年なのか高学年なのかでも大きく異なります。

キッズ年代であれば「遊び」の要素や「競争」の要素をたくさん盛り込む必要があります。

ここに足を置いて~

膝をかるく曲げて~

足首を~

助走の角度は~

フォロースルーは~

しかし、そのうちコーチの表情が変わり、

そうじゃないよ!

もっとこうするんだよ!

コーチは、イライラ。。。

子どもは、しょぼん。。。

初歩の段階では、

よ~し、キックだ~!

あのコーンを倒すぞ!

あ~外れた!

やった~!当たった!

などの楽しい雰囲気。やる気。遊び感覚。競争感覚が大切です。

ブルーナーの「発見学習」も参考になります。

それは、

学習すべきことを直接提示するのではなく、

学習者が自ら発見する教授モデルです。

まず、問題を見つける。

仮設を立てる。

検証する。

結論を導き出す。

というものです。

内的モチベーションが高い反面、自ら発見するのには時間がかかる場合もあります。

そうなんです。。。時間がかかるのです。。。

もちろん時間がかかってもいいのですが、どこかのタイミングで質問すると、より自分で考えて上達できる可能性が高くなります。

「どこを見てキックすればいいかな~?」

「足のどこでキックするの?」

そして、できたことを認めて伝える。

するとそのできたことが強化される。

そうやって遊ぶ中でどうやってキックしたら思ったところにボールが飛んでいくのかを考えさせるのです。

更に更に!

年上のお兄さんやお姉さんが、年下の子どもに教える!

というのもかなり効果的です!

なぜなら、お互いの学びや気付きになるからです。

これらの方法であれば、答えを教えてやらせるよりもモチベーションは高いし、考える力も付くし、自分にあった技術も身に付けることができます。

もちろん、指導者の「観る力」「質問力」「言語化能力」「伝達力」「雰囲気づくり」「経験」などをフルに発揮させるコーチングが必要です。

練習の質は、見る人が見れば分かります。

遊びの中に様々な「しかけ」がさりげなく組み込まれています。

伊勢原FCフォレスト

今日1日があなたにとって気付きのある1日となりますように。

(^_-)-☆てつ

★伊勢原駅前に国産木材でスタジアムを作る★

一場 哲宏(てっちゃんコーチ)

1973年3月29日生まれ、千葉市出身。
日本体育大学に進学後、ドイツのケルン体育大学にて交換留学生として4年間サッカーの指導法を学ぶ。ケルンの街クラブで5・6才カテゴリーの監督を務めた。以降、イギリス・ロンドンの日本人向け幼稚園や湘南ベルマーレなど国内外で指導。2013年から6年間FCしらゆりシーガルス監督を経て2019年には一般社団法人伊勢原FCフォレストを設立。同チーム代表理事。 指導者B級ライセンス、キッズリーダーインストラクター、幼稚園教諭一種、保育士、JAKC認定キッズコーチングトレーナーの資格を持つ。

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