15.感性を磨くということ

おはようございます✨てっちゃんです。今日はサッカーの話題から離れ、感性を磨くこと、命の切なさ、大切さについての話です。

3週間くらい前、我が家にあおむし君がやって来ました。娘がアゲハチョウの幼虫を拾ってきて家で飼うことになったのです。

いきものがかりは、家の次女。葉っぱをあげたり糞の始末をしたり頑張りました。

そして、サナギとなり立派なチョウになることを心待ちにしていました。

1週間くらい前、私がふと虫かごを見るとすでに羽化してました。

しかし、

虫かごが狭かったせいか、羽が広がらず曲がった状態になっていました。

次女の顔がひきつっています。

次女は懸命に曲がった羽を広げようとしますが、時間が経っていたようでその状態で固まっています。

羽をパタパタさせますが、うまく飛ぶことは到底出来ません。

私も次女も家族全員、楽しみにしていただけに失望と申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

そのまま公園などに放しても、すぐに死んでしまうのは明らかなので、ベランダで飼うことになりました。

割り箸の先に砂糖水を含ませたティッシュを巻き付け、ミニトマトのプランターにその割り箸を立ててそこにとまらせます。そして、無理矢理チョウの口(ストロー)を爪楊枝で伸ばして吸わせていました。

5日間くらい家のマンションのベランダで放し飼い状態でした。と言っても飛べないので、割り箸にくっついているだけ。

次女は、毎日ティッシュを変えて甲斐甲斐しく世話していました。

ある日、チョウは羽をパタパタさせてベランダの床を1メートルほど飛んでは着地。また1メートルほど飛んでは着地を繰り返していました。

羽が広がっていないので、うまく飛べず、それくらいが限界でした。

それでも、ずっと割り箸に止まって一生を過ごすより、何かが変わるかもしれないとチャレンジしているように感じました。

家のマンションは5階で、外には素晴らしい景色が待っているのに、きっと空を飛べたら気持ちいいのに、、、。

今日も同じように次女とアゲハチョウはベランダで遊んでいます。

きっとこのままこのアゲハチョウはベランダで一生を過ごし、恋をすることも子孫を残すこともなく死んでいくんだな。

と思った瞬間、

ベランダのちょっとした隙間からチョウが飛び出して行きました。

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次女はその隙間から覗き込むようにチョウの行方を追いましたが姿を見失いました。

下の方を見ても見つけられません。

地上に落ちてしまったのか、うまく飛んでいったのか分かりませんが、その隙間から次女はできるだけ顔を出し、

「なんとか(がんばって)生きるんだよ~!!!」

と大声で叫びました。

その様子を目の当たりにした妻は、胸がギュッとなったそうです。

命の切なさ、尊さ、心の葛藤、愛などを教えてくれたアゲハチョウと次女の物語でした。

アゲハチョウが次女の願いの通り、なんとかがんばって生き延びていることを家族全員が祈っています。

あれから数日が経ちますが、今でもたまにアゲハチョウ元気かな~?と家族の話題に上がります。

心の柔軟性があるキッズ年代では、様々な経験や自然体験から感性を磨くことが大切です。

人間性とサッカーのプレーは密接な関係があるからです。

今日もあなたにとって素晴らしい1日になりますように。

(^^)/て

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一場 哲宏(てっちゃんコーチ)

1973年3月29日生まれ、千葉市出身。
日本体育大学に進学後、ドイツのケルン体育大学にて交換留学生として4年間サッカーの指導法を学ぶ。ケルンの街クラブで5・6才カテゴリーの監督を務めた。以降、イギリス・ロンドンの日本人向け幼稚園や湘南ベルマーレなど国内外で指導。2013年から6年間FCしらゆりシーガルス監督を経て2019年には一般社団法人伊勢原FCフォレストを設立。同チーム代表理事。 指導者B級ライセンス、キッズリーダーインストラクター、幼稚園教諭一種、保育士、JAKC認定キッズコーチングトレーナーの資格を持つ。

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