86.「教える」ことと「学ぶ」ことの関係(コーチ編)

フィロソフィー
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おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、「教える」ことと「学ぶ」ことの関係性を一緒に探っていきましょう。

今回は、教える側、つまりコーチや先生にフォーカスしていきます。

 

日本において「教える」とは、コーチ(先生)が知識を子どもに伝えることと定義できるのではないでしょうか。

子どもは知識を暗記する。そしてテストではどれだけ暗記できているかがチェックされる。

サッカーでは、コーチが子どもにひたすら技術やら戦術やらを教えている。

その方法は、「一方通行」「一斉授業」「一斉教育」と表現されます。

 

コーチ(先生) ⇒ 子ども

 

という矢印です。

 

そしてそれは、何も学校教育に限った話ではありません。

会社の研修や社会一般でも同様であると言うことができます。

コーチや先生が子どもに一生懸命何かを伝えようとしている姿。

これって見栄えがいいですよね。。。

何もそれが悪い訳ではありません。

むしろ必要な時だってあります。

基礎基本は教えなければいけませんからね。

 

でも、教えるスタンスがずっと一方通行だと、

誰のためなの?となってしまいます。

 

ところで、私が尊敬する人物の一人にソクラテスさんという人がいます。

そう、あの古代ギリシアの哲学者です。

彼は、“問答法” や “助産術” といった対話者との

 

「共同の探求」

 

という形を取っていました。

つまり、それは、

 

相手に質問することで自ら考えさせ、

 

共に答えを探そう!

 

というスタイルなんです。

そして、最も興味深いのが以下の点です。

 

  • 教える側も間違いを犯すことがある。

  • 間違えることもプロセスの一環である。

 

どうですか?

これは一方通行ではなく、矢印が双方向に向いています。

 

コーチ(先生) ⇔ 子ども

 

教える側 ⇔ 学ぶ側

 

つまり、コーチは子どもより偉くもなんともない。。。

共に学ぶ仲間と言うこともできますね。

このような考え方が私は好きだし、

できればこうありたいといつも思っています。

コーチとしても

親としても。。。

 

これから学校の指導要領も幼稚園教育要領も保育所保育指針も

どんどん変わっていきます。

テストやIQなどで測れる認知能力も大切です。

しかし、数値では測れない頑張る力、コミュニケーション力、感情などをコントロールする力、自ら考え行動する力などの、

 

「非認知能力」

 

がこれからの時代は、より重要になってきます。

 

そうです。もうお気づきですね。

 

サッカーやスポーツでその「非認知能力」を育むことができるのです。

 

私たちしらゆりコーチ陣は、サッカーを通して子どもたちと一緒に学んでいます。

失敗したり、間違えたりしながら。。。

 

~今日のまとめ~

 

  • 教えることと学ぶことは一方通行ではない。

 

  • 教える側と学ぶ側の矢印は双方向。

 

  • 教える側も間違えることがある。それもプロセスの一環。

 

  • サッカーで非認知能力を育むことができる。

 

 

今日1日があなたにとって何かを学べる素晴らしい1日となりますように。

 

(^_-)-☆て

 

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

 

 

一場 哲宏(てっちゃんコーチ)

1973年3月29日生まれ、千葉市出身。
日本体育大学に進学後、ドイツのケルン体育大学にて交換留学生として4年間サッカーの指導法を学ぶ。ケルンの街クラブで5・6才カテゴリーの監督を務めた。以降、イギリス・ロンドンの日本人向け幼稚園や湘南ベルマーレなど国内外で指導。2013年から6年間FCしらゆりシーガルス監督を経て2019年には一般社団法人伊勢原FCフォレストを設立。同チーム代表理事。 指導者B級ライセンス、キッズリーダーインストラクター、幼稚園教諭一種、保育士、JAKC認定キッズコーチングトレーナーの資格を持つ。

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