10.ミスの話

フィロソフィー

サッカーはミスのスポーツと言っても過言ではありません。どんなにすごい世界的な選手だってミスをします。メッシだってC.ロナウドだってシュートを外します。ドリブルで取られたりパスをミスしたりします。

育成年代でのサッカーは、どれだけ積極的にプレーして、どれだけたくさんミスをするかで成長度合いが決まります。特にサッカーを始めたばかりの幼児や低学年では、ミスを恐れずどんどんチャレンジさせる事が大切です。何がミスで何が成功かの意識もまだ無いでしょうから、この時期にブレーキをかけるような指示や、否定するような言葉がけはNGです。

コーチや親の顔色を伺って、怒られないようにプレーをする。チャレンジしない子どもはその分失敗も少ないでしょうが、自分で考える事、工夫する事もしない。そもそも、楽しくない。

これでは、何のためにサッカーをやっているのか分かりません。

子どもがシュートを外した時に、コーチが

「どこ見てシュート打ってんだよ!」

と怒ったら、その子どもが

「ゴールを見て打ちました!」

なんて笑い話がありますが、コーチの発する言葉は子どもの心にダイレクトに響きます。

選手が上達するか否かは、コーチの言動にかかっています。試合中に常にミスを指摘するコーチはどうなんでしょう。ミスを指摘するのは一番分かりやすいですよね。

「何やってんだよ!」

「あ~あ、ボール取られた!」

「またミスした!」

「なんでそこから打つんだよ!」

で、遠くからシュートを打って、ゴールが決まったのに怒っているコーチもいますからね。(驚)

私たちコーチは、そのミスがどのタイミングで起きているのかを知る必要があります。

それを知ることで、選手を上達させることができるのです。

一つ一つのプレーには、①観て、②判断して、③実行するという流れがあります。

①観る → ②判断する → ③実行する

①の観る所と②の判断する所でのミスは、目に見えないので分かりにくい。

③の実行する所でのミスは、成功したか失敗したかなので分かりやすい。(例:シュートを外した。パスが通らなかったなど)

そして、実はこの①観る所と②判断の所のミスが8割で③実行のミスは2割とも言われています。

あなたならどちらにアプローチしますか?

失敗したプレーをわざわざ指摘するのではなく、

そもそも観えていたのか?

その判断は良かったのか?

他の選択肢は無かったのか?

を質問することが大切です。

そして、①観る&②判断の所を特に注目し、日々のトレーニングを通して上達させるのです。もちろん、③の実行(技術)のトレーニングも怠りません。

子どものプレーのミスは①観る・②判断・③実行のうち、どれなのか。

私たちはそれを見極め、質問し、子どもたちを導くのです。

プレーのミスをダメ出しするようでは、コーチ失格です。

参考:“世界に通用する指導力育成コーチ” 倉本和昌氏

今日もあなたにとって素晴らしい1日になりますように。

(^^)/て

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一場 哲宏(てっちゃんコーチ)
IseharaFC Forest

1973年3月29日生まれ、千葉市出身。
日本体育大学に進学後、ドイツのケルン体育大学にて交換留学生として4年間サッカーの指導法を学ぶ。ケルンの街クラブで5・6才カテゴリーの監督を務めた。以降、イギリス・ロンドンの日本人向け幼稚園や湘南ベルマーレなど国内外で指導。2013年から6年間FCしらゆりシーガルス監督を経て2019年には一般社団法人伊勢原FCフォレストを設立。同チーム代表理事。 指導者B級ライセンス、キッズリーダーインストラクター、幼稚園教諭一種、保育士、JAKC認定キッズコーチングエキスパートの資格を持つ。

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伊勢原市のサッカーチーム「フォレスト」